院長ご挨拶
この度、多くの皆様のご協力をいただき、2021年5月7日に開業いたしました。
小児科医として仕事をする中で、いつも心にとめているのは私の恩師の言葉「小児科診療は点と点ではなく、線である」です。
子どもの特徴は「発育すること」であり、「発育することは変化すること」です。「子どもは小さな大人」ではありません。また子どもを理解するというのは、体だけでなく心も合わせて理解することであり、子どもの生きていく力を認識し、その力を育て上げ、将来を考えることだと思います。
これからもその教えを心にいつもとめて、お子さんやご家族のサポートをできればと思っております。
ハレのこどもクリニック
院長 早川 依里子(はやかわ えりこ)
略歴
平成6年に国立佐賀医科大学(現佐賀大学)医学部を卒業後、国立国際医療センター(現国立国際医療研究センター)で臨床研修を修了。
同センターにて臨床研修指導医、厚生労働技官勤務を経て、太陽こども病院や伊奈病院などで小児科に勤務。
当クリニックのコンセプト
私はNGOの活動にてラオスで医療人材教育に関わったことがあります。ラオスでは胃腸炎や肺炎で亡くなる子どもたちがたくさんいます。日本でも昔は多くの子どもたちが同様に命を奪われていましたが、適切な栄養、予防接種、適切な手洗い、安全な飲料水や基本的な衛生設備などによりその状況は著しく改善しました。
小さい命を守るためには一つだけでなく、包括的な対策が必要であり、そのためには医療者だけでなく、行政、教育など様々なところと協力していくことが大切です。当クリニックでも、地域に根付いた幅広い連携を心がけたいと思います。また医療啓発活動や子育て支援の経験豊富なコーディネーターによる様々な講座や個別相談も行う予定です。
新型コロナウイルス流行により、手洗い・マスク着用の励行だけでなく、生活スタイル自体の変化が起こり、加えてここ数年で予防接種制度が順次改正され、定期接種の種類が増えたことにより、小児科受診の主な理由であるさまざまな感染症が減少しています。
今後、新型コロナウイルスの流行が下火になったとしても、感染症は以前ほど増えないと思われます。しかしながら心の不調を訴える子どもは急増しています。当クリニックではこうした状況に応えるべく、子どもの心の治療にも力を入れていきたいと思っております。
資格
- 日本小児科学会専門医
- 日本小児科医会子どもの心相談医
所属学会
- 日本小児科学会
- 日本外来小児科学会
- 日本アレルギー学会
- 日本小児アレルギー学会
- 日本感染症学会
- 日本小児感染症学会
- 日本小児科医会